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メンバー限定:炭水化物の基礎と問題

千木良です!

今回は炭水化物の基礎と摂取の問題について取り上げたいと思います。

糖質とは?

さてみなさんまず糖質とはなんでしょうか?

改めて聞かれると答え方に困りますよね。糖質は炭水化物の一部です。では炭水化物とはなんでしょうか?

炭水化物は糖質と食物繊維の総称です。糖質はカロリーとして計算されるもので、私たちの体を動かすための大事なエネルギー源になります。

糖質は多糖類、二糖類、単糖類に分けることができますが、左から順に消化吸収のスピードが速くなるという特徴があります。

多糖類に代表される成分としてアミロースアミロペクチンが挙げられますが、これは単糖類であるグルコースの分子の数によって違いがあります。

”分子”と聞くとなんだか受け入れ難い人が増えそうですが、繋がっている分子の数が多ければ多いほど柔軟な構造体だということを覚えておくといいと思います。

結合している物質の数はその物質の柔軟性、関節の数とも言い換えることができます。カブトムシよりもムカデの方が胴体の関節が多いのでより柔軟で多様な動きをしますよね!

話を戻しますが、私たちの普段よく食べる、米、芋、小麦といった主食はデンプンというものがたくさん含まれています。(小中学校でジャガイモの断面をヨウ素につけて紫色に変色させる理科の実験でやりましたよね!)

デンプンの構成にはさっきほどのアミロース、アミロペクチンが主体となっていますが、考えるべきは繋がっているグルコースの数です。

アミロースは5〜20分子、アミロペクチンには20分子のグルコースが繋がっています。主食である米、芋類、小麦はこのアミロペクチンが70〜80%を占めています。

繋がっている分子の数が多いことのメリットは柔軟であるということと、他の分子をより多く結合させることができる点です。

私たちが飲む水も一つの分子です。つまりアミロペクチンが豊富な主食は水分を多く含ませることができるということがわかると思います。

水分子をグルコースと結合させることができると食材のテクスチャーに粘り気が出てくるという特徴があります。

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この記事を書いた人

千木良 卓のアバター 千木良 卓 集-tsudoi-運営メンバー

バイオメカニクスと臨床評価学を中心にアカデミックな内容を担当