※このブログは4月に書きました
みなさん新年度です。送別会や歓迎会、お花見などお酒のシーズンになってきました。
この時期になると私のクリニックでは当然ながら痛風発作で母趾MTPをパンッパンッに腫らしてくる患者さんが増えてきます。
私尿酸値高いのよねぇと自覚している人もいれば、運動も結構してるんだけどな、、など自分なりに健康に気をつけていても発症してしまう人っていうのは臨床に出ていると結構いるものです。
もっと言えばみなさんの患者さんにも尿酸値のお薬は飲んでいます!なんて方は少なくはないのではないでしょうか?
遭遇率の高い割には介入できない領域である痛風発作ですが、その全体像を知ってるのと知っていないのとでは患者の見え方は変わってきます。
内科的な疾患だからとりあえず病院いっといて!も悪くはないですが、少し理解を深めれば何か考えるための材料になるはずです。
今回の記事で痛風がなんなのか?また尿酸値とは?そもそも血液検査で調べるのになんで関節炎?そんなところを理解していただければと思います!
尿酸=痛風?
まず尿酸がなんだかはわかりますか?
尿酸はプリン体というDNA(核酸)の構成物質の代謝産物で、この尿酸が血中に多く存在している状態(7.0mg/dl以上)を高尿酸血症といいます。