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2024 タケヒロ Book of the year

今年もこのブログの時期になりました。

2024年タケヒロはどんな本を読んだのか。

気になっているそこのあなたへ大公開『タケヒロ Book of the year』

臨床部門

長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい

正直言って降圧治療にはここ数年疑問を感じていたし、製薬会社と医師の癒着にも注目していました。(コロナワクチンの件とかで)

そんな中、本屋で見つけたこの書籍。

立ち読み数ページですぐに購入しました。

 

年齢とともに血管は弾性が低下します。(医療職なら常識ですよね)

なので血圧は必然的に上がりますが、これは加齢による血管弾性の生理的な低下なので病的な血圧上昇ではありません。

(ここから先はぼくの考えになりますが)この解釈を無視して数値だけ見て降圧剤による治療を行えば、脳への血流量や脳内血流速度(流動性)が低下するのではないか。

そしてそれは脳神経の酸欠や血栓の発生を助長することになるのではないだろうか。

日本国内で脳血管疾患が増えているのと関係があるのかもしれない?

 

この本にはその答えが書かれていました。

そしてそれは概ねぼくの予想と同じ内容が書かれていました。

 

自分の身は自分で守りたい人には強く推奨できる1冊です。

眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話

糖質制限が市民権を得てしばらく経ちますが自己流糖質制限で体をぶっ壊してる人も比例して増えているように思えてなりません。

うちの院にもそういう人がちらほら来られます。

 

難しい専門用語で説明しても伝わりませんが一般層向け書籍を読むことで説明に使う言葉選びが変わります。

そして患者さんはそれを「わかりやすい」「説明が上手」と言います。

 

専門用語に詳しいのと説明が上手なのはイコールではありません。

いかに相手の目線まで自分が階段を下れるかが説明上手のポイントです。

 

この人の説明はわかりやすい!

そう感じたのであればそれはその人が自分のフェーズまで下がってきてくれているからです。

非臨床部門

2024年まさかの臨床部門がたったの2冊…

専門家として大丈夫かという声が聞こえてきそうですが気にしません。

2024年は意識的に専門外の書籍を読むことで視野を広げることを目的にした1年でしたので。

自刻像

この本はこんな書き出しでスタートします。

2020年9月8日の午後3時すぎ。ちょうど映画撮影の休日だったこの日、気分転換にスケートボードをしに出掛けようとしていた時だった。
玄関を出ると、外に待ち構えていたのは10人以上もの男たち。まるで映画やドラマのワンシーンを切り取って貼り付けたかのような違和感のある光景。警察官だと気づくのに、時間はかからなかった。
「伊勢谷友介さんですね」
捜索差押許可状を見せられ、彼らの目的がわかった。
「警視庁組織犯罪対策5課です。これより家宅捜索を行います」
そのまま部屋に戻り、すぐに家宅捜索が始まった。
リビング、寝室、クローゼット。捜査員は手分けして各部屋に入り、棚や引き出しをかたっぱしから開けていく。きれいに片付いていたはずの部屋は、たちまち、引き出しから取り出された物で溢れかえった。
ほんの数分前まで、一人でくつろいでいたこの部屋が、自分が見たこともない空間になっていく。でも、僕が部屋の中の物に手をつけることは一切許されない。
部屋の隅に立って、警察官の動きを見ているうちに、めまいを覚えた。目の前で起きていることは、現実のものなのか。
「テーブルの引き出しです」
僕はそう言った。

これを読んでも多くの人はそんなにこの本のことが気にならないと思います。

実は個人的事情がありまして

伊勢谷さんが逮捕される数ヶ月前にバイク乗りの集まるカフェでばったり出くわしてカクカクシカジカ…

めちゃくちゃ面白い方で映画キャシャーン(知らない人はスルーしてね)の頃から好きな俳優だったんです。

カフェでの出来事から数ヶ月後に逮捕。

冒頭の書き出しを読んで2020年の記憶がフラッシュバックして買わずにはいられませんでした。

何かをなした人は情熱に満ちているのだと「集-tsudoi-の運営にも一層の情熱を。」そう思わせてくれた1冊でした。

1秒でつかむ 「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術

みなさんもご存知、テレビ東京の『家、ついて行ってイイですか?』を生み出した方の本です。

テレビ東京は他のテレビ局と比較して圧倒的に資金力と人力がありません。

そんな超アウェイな環境でいかに勝負して勝ってきたのか。

著者の経験とアイディアが詰め込まれた1冊です。

 

他と比較して圧倒的に資金力と人力がありません。

 

これはぼくのような個人治療院やサロンの個人オーナーは全く同じ状況にあります。

大手の整骨院グループには潤沢な資金と大勢のスタッフがいます。

広告バトルを仕掛ければ資金力で一瞬で負けます。

営業時間を拡大しようとすればスタッフが多い多い方が簡単です。

 

そんな不利な環境でどう勝負していくのか。

この本にはサバイバルを生き抜くヒントが書かれています。

実は集-tsudoi-の運営にも役立てているんですよ。

チーズはどこへ消えた? 

いつだかのZoomMTGでユート先生が紹介してくれて1冊。

amazonのカートに入れっぱなしで購入していませんでした。笑

ひょんなことから本屋でたまたま出会いパラパラ読んでみると…購入。

 

この本は読むときの自分の置かれた状況によって得られることが変わります。

この本や読む人によって全く違う感想が出てきます。

この本はおそらく何回読んでも違う気づきが得られると思います。

 

そんな1冊です。

漫古☆知新―バカでも読める古典文学―

買うタイミングだけは本当に気をつけてください。

ぼくはデートで訪れたヴィレヴァンで嬉しそうにこの本を買ったらLINEをブロックされちゃいました。

 

巨匠、漫☆画太郎による新解釈の古典文学

バカでもわかるように画太郎先生が古典文学を漫画化してくれたよ!!!
吉田大助さんによる解説付き!!!!!
「蟹工船」小林多喜二
「にんじん」ジュール・ルナール
「鼻」ニコライ・ゴーゴリ
「吾輩は猫である」夏目漱石
「クリスマスキャロル」チャールズ・ディケンズ
「少女パレアナ」エレナ・ポーター

私たちは売りたくない! ”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭

ワクチンについてフラットな目線で知りたかったので購入してみました。

別にあなたがワクチンを打とうがどうぞご自由にというのが基本的なぼくのスタンスです。(大切な人に限っては1度考えてから決めるように促す)

一方的にワクチンを否定するのではなく、国(厚労省など)の公表データに基づいてコロナワクチンて危なくない?と言ってくれている1冊です。

ぼくはコロナワクチンは1回も接種していませんが今後もしません。

高血圧の本と同様に製薬会社の闇を感じました。

投資依存症――こうしてあなたはババを引く

書いてはいけない――日本経済墜落の真相

ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト

森永さんの本は感想をまとめて書きます。

がん公表で注目された方ですが、余命わずかな中でのまさに魂の叫び的な本でした。

政治的なことをここでガーガー言うことはしませんがぼくは都合のいい無能な養分にはなりたくないと思っている人間です。

自分で情報を集めて自分で考えて選択したい人間です。

森永さんの本は必要な、でも人によっては不都合なことが書かれていました。

嘘だろと思う映画のような話も現実に起きているのかもしれません。

真実はわからないけど。

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

2024年は仕事で個人的に大事件が起きました。

今までの積み上げを一瞬で崩しかねないそんな出来事でした。

でもこの本を読んで大いに反省しました。

積み上げを一瞬で崩しかねない状況にしていたのは自分なんだと。

ダサい生き方してきてしまったなと恥ずかしくなりました。

 

今後も上手くいかないときはこの本を読み返すことになると思います。

2024キングオブライターの登場です

ここからは2024年最も心に響いたライターの本を紹介します。

 

みなさんは ふかわりょう という芸人をご存知でしょうか。

 

おい、いま鼻で笑ったろ。笑

バカにしないでください。

 

2024年はこの人の言葉にかなり救われました。

子供のころからふかわりょうのネタは大好きでした。

しかし一緒に見ていた友人たちはピクリとも笑っていませんでした。

 

こんなに絶妙な笑いがなぜ面白くないんだ?

 

しばらくするとふかわりょうはテレビにあまり出なくなりました。

「最近ふかわをテレビであまり見ないよね?」

「だってつまんねーじゃん笑」

そうか、世の中の大半には面白くないのか。

タケヒロ少年は周囲とのズレをこの時に感じたのでした。

 

参考までに代表的な小心者講座というあるあるネタから一部をご紹介します。

・一緒に走ろうとか言ってどうせゴール前で裏切るんだろ?
・今学校で噂になってる変質者、お前のじいちゃんらしいぞ。
・インターネットやる様になったら急にエロ本買わなくなったな。
・お母さんまた迎えに来てるぞ。
・お前あの水道口つけて飲んだろ。
・お前行けたら行くわって言ったら絶対来ないよな。
・勝手にウォーリーにマルつけんなよ。
・勝手にひとんちの冷蔵庫開けんなよ。
・「逆にいうと」っていうなよ。
・近所で評判悪いぞ、お前んちの犬。
・消しゴムの角使ったくらいで怒るなよ。
・女子が来るとすぐフォワードやりたがるよな。
・先生、問4がふたつあります。(これは伝説的)
・その「一口ちょうだい」が嫌われる原因なんだよ。

ちなみにふかわりょうはロケットマンという名前でDJもやっています。(知らない人がまぁまぁ多い)

お笑いとDJの才能がミックスされた動画がYouTubeにありました。

 

こうしてそのまま大人になってしまい(笑)今に至るわけですが、相変わらずのズレっぷりです。(と思ってるだけ説もあるが)

「お前、それは気にしすぎだろ」

なんてことを飲み会で言われることはやっぱりよくあるんですよね。

 

32歳にして割と本気で悩んでいたところにふかわりょうの本が現れました。

スマホを置いて旅したら

まず感動したのが著者の言葉選びと文章の面白さです。

ヤバいやエモいなどの抽象的な言葉はほとんど使わずに全てを表現していて比喩も非常に巧みです。

 

現代人は何でもかんでもすぐにスマホに撮影・記録をします。(そう感ざぜるをえない)

ぼくは大勢が一斉にスマホを向けるあの光景にいつも違和感や気持ち悪さを覚えます。

なぜ自分の目で見ないのか。

カメラ越しでは気が済まないタイプのぼくにはすぐスマホで撮影することがイマイチ分かりません。

自分の目で見て心に焼き付けないの?と本気で思っています。

一瞬一瞬を大事にしたいという思いがあるからです。

記録に残せるからあとで見ればいいや。

頭で考えてはいなくても対象をそんな風に見てしまってはいませんか?

 

今の世の中はそんなことばかりです。

映画配信サービスなら見放題

音楽配信サービスなら聴き放題

アマプラでそのうち見られるから映画館じゃなくてもよくない?

スポティファイで聴けるからCD買わなくてよくない?

 

対象の価値を下げてしまっている気がします。

価値が下がればそれに対する悦びも下がります。

色んな物事から受け取る悦び刺激が下がることで感情の動かない日常になってしまう気がしてなりません。

そしてそれは非常につまらない日常なのでは。

 

あったら便利は無くても困りません。

あって当たり前になってしまうとありがたみも感じなくなります。

 

スマホでいつでも記録できてしまう日常の出来事

記録できない日常の出来事

 

無意識のうちに後者の方を大事にしませんか?

 

セミナーの受講者でも撮影する人としない人では後者の方が後日質問した時にわかってる人の答えが返ってくることが多いのも納得できます。

ひとりで生きると決めたんだ

重箱の隅に宇宙を感じる男というレビューがありましたがまさにその通りだと思います。

大多数の人が気にならないであろうことが気になって仕方がない。

著者はそんな人なのかもしれません。(てかたぶんそう)

 

自分のことを棚にあげる気はいっさいありませんがぼくはこの本の内容には共感の嵐でした。

そして子供の頃ぶりにやっぱりふかわりょうは面白いと強く思いました。

相変わらず言葉の選択と操作が巧みです。(ぼくにはまだできそうにない)

いいひと、辞めました

小説です。

くだらないけどいい本です。

でも買わなくていいと思います。笑

世の中と足並みがそろわない

2024年ぼくの心を最も軽くした1冊です。

以上です、気になるなら買って読んでください。

昨年よりも読書量は少なかった

比較する意味なんてないのですが2024年は読書量が少し減った気がします。

まぁ原因はわかっていて、こいつのせいなんですよ。

今年は年明け早々にこの本の読み直しを始めちゃったんですね。

読んで、考えて、整理して、ノートに書き出す。

そんな工程を踏んだもんだから3日で2ページしか進めない超低速読書になっちゃいました。

まぁおかげでこんなものがリリースできたんですけどね。

きっと来年もまたどこかで手に取る本なんだと思っています。

 

2025年みなさんにとっても良い年になりますように。

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この記事を書いた人

スズキ タケヒロのアバター スズキ タケヒロ 集-tsudoi- 代表

得意の徒手療法を中心に初学者が明日から現場実践できる内容を担当
関節操作など筋骨格に対する徒手療法
内臓などの筋骨格以外に対する徒手療法
徒手療法の効果機序の解剖学および生理学的な理解など

国際マッケンジー協会認定セラピスト