どうも。
今回は超音波治療器の基礎の基礎についてです。
超音波治療器を使っていながらこのブログの内容を知らなかったという人はぶっちゃけ超やばいです。
理論も知らずに使ってるんですからね。
効能よくわからんけどお薬処方するのと同じですよ。
一応説明しておくと
超音波の生理的な作用は、温熱的効果と非熱効果(機械的効果)に分けられます。
温熱効果
- 組織の伸張性を高める
- 血流の改善を行い循環不全による疼痛緩和を行う
- 筋紡錘の緊張をなくし筋スパズムの改善を行う
- 骨格筋の収縮機能を改善する
機械的効果
- 微細振動による細胞膜の透過性や活性度を改善させ、炎症の治癒を高める
- 細胞間隙の組織液の運動を活発にして浮腫を軽減させる
温熱が発生する原理は振動です。
超音波加湿器ってありますよね。
あれは超音波で水を蒸発させることで水蒸気を発生させています。
なので超音波は使い方を間違えると火傷します。
しかも表面からではなく中から火傷を起こします。
だから基礎知識なしに使うと危ないんです。
徒手のタケヒロが超音波について書く理由
そもそもお前は徒手療法やんけ。
まぁそうなんですけどね、使っちゃダメなんですか?物療。
そんなわけで以下の理由でこのブログを書きました。
- 別にいいじゃん使ったって物療をさ
- アンケートしてみたら意外と超音波のことを知らない人が多かった
- 柔整師が使う物療機器の中では安価なため購入の選択肢に入る可能性が高そうだから
- 急性慢性問わず使える汎用性の高い物療だから
- つまり超音波はクソ便利だから
そもそも超音波治療器知ってますか?
ここ最近の超音波治療(以後US:ultra soundの略)はスタイリッシュですよね。
ただ見た目がスタイリッシュでも使用する人間がUSについて理解していないと何も活かせません。
このブログを通してとりあえずUSの基礎を知ってください。
USの基礎中の基礎
ぼくの持っているモデルで説明します。
電源を入れるとこのような画面表示になります。
拡大すると
左上は周波数(MHz)、右上はプローブサイズ、左下は出力、右下はDUTY(デューティー)です。
USをわかってない人はだいたいこれらが何なのかをわかっていません。
そういう人は決まって「〇〇に対するUSの設定を教えてください」と言います。