どうもどうも
シリーズ:タケフェッショナル第2弾です。
今回は肩こりについての内容になります。
まずはこの記事のオススメの読み方
PCの方はそのままで大丈夫です。
スマホの方は画面ロックを解除して横向きにして読むのがオススメです。変な改行が減って画像も大きく表示されます。
第1弾の急性腰痛編はお読みいただけましたでしょうか?
ありがたいことにご好評をいただいております。シェイシェイ。
さて今回の肩こり編の内容に入る前に肩こりという言葉の定義の前提共有をしておきたいと思います。
我々セラピストの言う「肩」
一般の方々が言う「肩」
多くの場合で一致していません。
我々セラピストが言う肩は「肩関節」であることが多く
一般の方が言う方は「首すじ~背中」であることが多いです。
日本整形外科学会のHPによると肩こりとは
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
とのことです。
今回の記事での肩こりの定義は以下とします。
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけての張り、凝り、痛みのいずれかを感じている状態。首の可動域制限や動作痛、頭痛などを伴うこともある。
この定義のもと話が進みますのでよろしくお願いします。
では少しづつ本題に入ります。
肩こりの状態の患者さんにおいて介入対象になりそうな筋肉は何があるでしょうか?
僧帽筋?
胸鎖乳突筋?
斜角筋?
肩甲挙筋?
後頭下筋?
頭板状筋?
ま、色々あると思います。
個人的に肩こりの人で表層筋がものすごく緊張している人は少ない印象があります。
(僧帽筋下部は緊張してる人多いかもですね。)
続いて原因ですが、これも日本整形外科学会のHPによると
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。
とのこと。
ようは不良姿勢、運動不足、ストレスってことですよね。
ただここで思考が止まっていたらぼくらセラピストの存在価値は低いかもしれません。
ここから肩こりが起こるメカニズムを深堀して他とは違ったより効果的な介入をしていく必要があると思います。
肩こりは繰り返すから対処療法しかないと思うなら肩こり患者さんからするとあなたの存在価値は限りなくゼロに近いかもしれません。
では日本整形外科学会ではどのような治療をするのか見てみましょう。
予防は
同じ姿勢を長く続けない
温める
運動をする
風呂でリラックス
治療は
マッサージ
温熱
運動
安静
薬物
とあります。
どう思います?
全部対処療法に思えませんか?
終いには安静と薬物?
肩こりって炎症症状なんでしょうか?
100歩譲って運動はまだ分ります。
となると我々セラピストは何をしたらいいのか?
メカニズムを深堀して他とは違ったより効果的な介入
これをやろうじゃありませんか。
前半は筋骨格ベースの話なのでとっつき易いと思います。
後半はそこに生理学の話が混ざってきますので楽しくなってくると思います。
肩こりも急性腰痛同様になるべくシンプルに考えます。
有料部分に入る前に注意点です。
ここから先は肩こりを生理学的メカニズムを深掘りして他とは違ったより効果的な介入をしたいと思う方のみお読みください。
肩こりには手技で!強揉み~!強揉み~!
という方は回れ右して他のハウツーコンテンツでも読んだ方が幸せになれます。
つまりこの記事はハウツーではありません。
繰り返します、ハウツーではありません。
大事なことなので2回言いましたからね。
1.首から見る肩こり
肩こりをみる上で外せないのが首です。
頚椎や頭蓋から肩甲骨、肋骨に付着する筋肉は多いですよね。
冒頭の肩こりの定義でも言ったような部位に当たります。