貧血っぽいんですと言われてみなさん鉄サプリを勧めたりしていませんか?
数年前、パニック症やうつなどの精神疾患と貧血の関係性について書かれた本がいくつか出版されていました。
内容は素晴らしいですが、批判的な考え方をせずに安易にサプリメントのアドバイスをしている人を度々見受けることがあります。
私自信が家族にも勧めた過去があるのですが、胃の不調を訴えて続かなかったという結末となってしまった過去があります。
そこからいろいろと栄養と消化機能について勉強していくと自分がいかに浅はかだったのかを痛感させられました。
おそらく軽い感じで貧血に対して鉄サプリをお勧めする人は多いんじゃないかと思います。
そんな人のために、そもそも貧血って鉄だけが原因じゃないんだよ!ということと、じゃあなにが考えられるの?どうやって対応していくの?というところまとめていきますのでぜひ最後までご覧になってください!
大前提として病院で医師の診断を受けましょうね!別の疾患も見逃さないためにもまず医療に相談することを徹底しましょう!
それでは行ってみましょう!
貧血の種類と巨赤芽球性貧血
そもそも貧血にはいくつか種類があります。
・再生不良貧血
・巨赤芽球性貧血
・鉄欠乏性貧血
・自己免疫性溶血性貧血
貧血と聞くと鉄不足が原因となる鉄欠乏性貧血を想像する人が多いんじゃないかと思います。しかし今回話題にしたいの全く別の栄養素が絡んでくる巨赤芽球性貧血についてです。
巨赤芽急性貧血は骨髄内に巨赤芽球が出現することに起因する病変です。
もう少し詳しく説明すると赤血球は産生の過程で骨髄内にあるCFU-Eという赤血球の赤ちゃんのような細胞に腎臓から放出されるエリスロポエチンの作用が働きかけることによって成熟が始まります。
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