千木良です。梅雨に入りました。
雨が多くなると自然と外出が減りますよね。
そんな時期こそ読書に時間を費やすのもまたいいと思います。
慌ただしく、忙しない臨床から少し離れ、ゆっくりと読書を堪能する時間もまたいいものです。
今回は昨年末に更新したブログのちぎ選書の2024年上半期バージョンとして今年の6月までに読んだ本をご紹介したいと思います。
こいつこういう本読んだんだぁ。とか
そんな本あるんだ!とか
こいつの臨床ってこういう本から培われているんだ!とか
自由に、勝手に、いろいろ想像していただけたら嬉しいです!
神経局在診断
今年はこの本に助けられっぱなしです。
とにかく神経をしっかり勉強したくてこの本を常に持ち歩いています。
2024年の相棒とも言える本です。
脳神経科学がわかる、好きになる
この本は神経の基礎を勉強するなら必読書です。
とてもわかりやすくまとめられています。
赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?
親と子供の関わり合い
お母さんのメンタルが子供にどのような影響を及ぼすのか
胎児に影響のある有害物質とは?
興味深い内容でした。
発達障害グレーゾーン
子供と関わる機会が増えたので少し勉強しています
親といるとなぜか苦しい
無意識の領域での親とのつながり、それがその人のコミュニケーションの基盤になっている
発達障害グレーゾーンに関連した内容になっています。
運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学
工藤先生の「なぜ?」シリーズに助けられた先生ってとても多いと思いますが、解剖学分野の第2版が発売されました。
解剖学から臨床推論をするための基礎がたくさん詰め合わさっているのでおすすめの本です。
発達的視点からことばの障害を考える
発達障害の中でも学習障害というのを取り扱った本です。
読解が人より苦手な人ってかなり多いと思いますが、そのあたりを発達の視点からまとめています。
生物から見た世界
生物は皆同じ世界を近くしているわけではない。
生物各種が知覚し働きかける世界のことを環世界といいます。
視覚のない生物は何を頼りに世界に働きけるのか?
私たちが見ている世界も同じなようで、みんな違うものを知覚しているということに気付かされる本でした。
文明の衝突
著者であるサミュエルハンチントンはすでに亡くなられている方で、この本も少し前の本になります。
この時から今のイスラムやロシアといった世界情勢を予言している本です。
影の現象学
上半期で一番影響を受けている本は間違いなくこれです。
メルロ=ポンティ 可塑性
「生物から見た世界」に関連した書籍です。
村上春樹、河合隼雄に会いにいく
村上春樹の本って苦手意識があってほぼ読んでないのですが、この本で村上春樹の見方が変わりました。
内容の面白さも格別ですが、それ以上に村上春樹への印象が変わった一冊です。
男の作法
この本を選んだというより導かれたという本です。
男ならぜひ!エッセイ的な本なので自由に読める感じがとてもいいです。
机の上に置いて暇があったらパラパラっと読む。
そんな付き合い方ができる本です。
臨床とことば
文庫本での購入でしたが。
年末のミーティングで柳先生におすすめされた本でした。
自分の臨床におけるテーマにとてもいい影響を与えてくれた本です。
ウマは走る ヒトはコケる
人の走る、歩くをウマと比較しながら生物学的な視点で書いている本です。
切り口がまた特殊な本だったので新しい視点で人の動作について学ぶことができました。
こころ
夏目漱石といったら「こころ」
学生時代を思い出す。やっぱり素晴らしい本
先生。
坊っちゃん
テアイテトス
挫折!!
小林秀雄の人生論
挫折!!!
こころの天気図
以上でした!
こうしてまとめてみると上半期は河合隼雄先生にとても影響を受けていましたね。
河合隼雄先生が絡んだ本は全て書店に足を運んで、たまたま手に取った本が河合隼雄先生だったっていうのが多いんですよね。
下半期はどんな本に出会えるのか、とても楽しみです。