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柔道整復師の年収について考察

柔道整復師の年収って低いって聞くけどどうなの?

ツイキ

柔道整復師の年収はズバリ高くありません。
むしろ稼げる業界の仕事と比べたら低いです。

稼げる稼げないと判断する前に、色々な視点でまずは柔道整復師の年収についてみていきましょう。

この記事を読めばわかること!
  • 柔道整復師の年収について
  • 稼げるようになるためにやること
  • 年収が高い就職先

がわかります!

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柔道整復師の年収について考察してみた

最近ではインターネットの普及により様々な情報に触れやすくなりました。

さらにSNSの利用者も増え、比較的現場の声が聞きやすくなったように思えます。

データと僕自身の経験を交えながら柔道整復師の年収について考えていきます。

結論:会社員(サラリーマン)の平均年収と比べると低い

民間企業の会社員の平均年収が441万円であることがわかりました。(2018年国税庁調査)

また、最新の平均年収の表も参考にしていただければ幸いです。

引用:国税庁 企業規模別の平均給与

業種によって激しい所得格差があり

最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」759万円でしたが、一方で最も低い業種は「宿泊業、飲食サービス業」251万円という結果に・・・

この結果を受け、今回のコロナ感染症問題での矛先も向いてしまうということを考えると、いかにサービス業界が打撃を受けるか容易に想像できるかと思います。

柔道整復師の平均年収は?

柔道整復師の平均年収は約300万円〜と言われています。

えっ!?低くない!?!?

と思われた方へ

実は柔道整復師の給与の振り幅は結構広く、独立開業で多くの患者さんに来ていただければ年収1000万円も夢ではありません。(税金は引かれますが)

平均給与は上がってきている

整骨院業界が厳しくなっていると言われていますが、相対的に資金力豊富なグループ院の求人票などは初任給でも25万円以上〜という条件が目立ちます。

僕個人も雇われの時求人担当であり、何度も専門学校の求職相談へ行っていましたが、同様に他の接骨院も条件面は数年前よりアップしていました。

僕が就職活動をしていた2012年頃は月給18万円もらえれば良い方でしたが、グループ院ブームもあり社会保険完備で福利厚生も充実し、平均給与も上がっていきました。

キャリアアップ次第ではサラリーマンより稼ぐことも可能

柔道整復師にも当然一般業種のように役職が存在します。

新人勤務柔整師→新人教育係→副院長→院長→エリアマネージャーなど…

給与形態は様々ですが、昇格すれば昇給は必ずします。

大きなグループ院だと給与は30万円オーバーで、エリアマネージャーともなるとそれ以上も狙えます。

しかし、あくまで豊富な資金のある大手グループ院か、経営者が社員へ高い次元での還元を行うという限定のお話になってきます。

「稼ぎたいならグループ院、技術なら個人院」はあながち間違いじゃない

僕が就職活動をしていた2012年頃、時代はこのような流れに直面していました。

グループ展開する企業も増え、経営を学べるメリット。

個人院で地域に根付き、技術を学べるメリット。

己の将来像が見え隠れする中、様々な職場探しをしていて感じたことでした。

グループ院の場合

グループ展開をしているところは患者さんの数も多いです。

もちろん全店舗がそうでは無い場合もありますが・・・

基本的に、スタッフを抱えれるということは、給与を支払う能力があるということです。

必ず自費導入をしているわけですが、グループ院さんはこのへんの仕掛けが上手です。

何年も前の話ですが、外部からコンサルが入り一斉にグループ展開の波が来ました。

施術や応対のマニュアル化施術の統一化などが図られ、良い意味でも悪い意味でも均一化。

賛否両論ありますが、グループ展開に必須なのがこのマニュアル化。

高い収益性を確保→スタッフの給与へ還元

基本的にこの流れで個人院よりは平均給与は高くなっています。

高い収益性を確保する=現場は忙しい→負担増加

人が商品であるこの業界、待遇面で補う以外アプローチ法は無いわけです。

技術が学べるから低い待遇!という考えもありますが(笑)

個人院の場合

一方で個人院の場合はどうでしょうか?

高単価の施術や自費導入に成功している院は例外ですが

基本的にスタッフの数が限られている院は、1日に応対できる患者さんの数が限られます。

よって、収益も頭打ち傾向にある→スタッフへの還元も厳しくなる

とういうのがよくあるパターンです。

僕はこのパターンをよく知っています。

知り合いの柔整師は、個人院に8年勤めて給与は18万円

当然国保・国民年金で交通費も支給無し。

その代わり技術を学んでいたと思うのですが・・・

いわゆるワーキングプアと呼ばれるカテゴリーになります。

技術を学ぶ=待遇は低い

という方程式がデフォルト化しているのがこの業界(もちろん例外はあります)

ビジネスにおいて各市場も成熟化され、技術ばかりじゃ集客できない!と言われるが所以です。

稼ぐなら独立!?

「稼ぎたいんなら独立!」もこの業界昔から言われていることです。

色々考察を述べてきましたが、結局稼げるモデルってこの3つです。

1.スタッフが低い待遇で雇われてそこそこ患者さん多い

2.一人院でも高単価、高い収益性を確保

3.ランニングコスト(固定費)が少なく手元にお金が残る

他にも色々なパターンがありますが、経営者・社員が皆幸せそうな企業、Twitter以外で見かけたことありません(笑)

こちらの比較について解説した動画もご覧ください↓

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スタッフが低い待遇で雇われているパターン

自分が経営者視点で考えると、結構稼げますよ。

ただ絶対と言っていいほど長続きしませんけどね(笑)

離職率が高いでしょうから。

僕これ経験しました。

スタッフ4〜5人の院で売上400万円でしたが、僕の給与は18万円、人件費は120万円以内におさまっていたはず(笑)

社会人2年目の僕の貢献からしたら、当時これだけ貢献してる!と具体的数字も提案できなかったので仕方ないのですが・・・

労働搾取と言われるモデルかもしれないので、今の時代こんなことやってる所は流石にないかな・・・?

ブラックだ!とか待遇面の改善などが世間一般的に行われるようになり、最低賃金も上昇を続けている為、雇われにとってはメリットであることに変わりないです。

一人院でも高単価、高い収益性を確保

先程も申したように、施術者一人だと1日に応対できる患者さんの数が限られます。

よって、自分が稼ぎたい金額月々のランニングコストを導き出すと、概ね高単価になります。

高単価といっても地域差や人それぞれの価値観にもよりますが。

平均分単価140円超えてきたら僕的には割と単価は高い方じゃないかと推測します。

ランニングコストが多少大きくても、それをカバーできる高単価、稼働率を確保できれば雇われ時代よりは稼げるでしょう。

ランニングコスト(固定費)が少なく手元にお金が残る

一人院=高単価

というイメージをお話しましたが

手元に残るお金が同じなら低単価も可能です。

売上80万円でも支出が40万円(ランニングコスト)あれば40万円しか手元に残らないわけです

一方、売上50万円でも支出が10万円であれば同じ40万円残ります。

つまり、ランニングコスト(固定費)を抑えることに成功したら相対的に稼ぐ近道にもなり得るんですね!

結論:結局は己の裁量

雇われだろうが独立だろうが、いくら自由に使えるお金を配分するかに依存してきます。

つまり、経営者がいくつも事業をしていて接骨院部門の収益性は頼りにしていなかったら、スタッフに高い還元率で給与を渡せるわけなんですね!

雇われのうちから稼ぐには(最重要項目)

上記のことを考えると、就職先の経営状態の把握は必須になります。

コンスタントに患者さんが来られ、自費割合も多いのであれば、スタッフへの還元が望めますし、交渉の余地があります。

グループ展開をしてそれぞれの経営状態も把握できたらなおよしです。

なぜなら、多店舗展開する場合ほとんどが銀行からの追加融資を受けているからです。

全て会社の自己資金による店舗の立ち上げは、まあ少ないかなと(笑)

低コストの居抜き物件なら自己資金でもプールしておけば可能でしょうが・・・

つまり、売上が安定していないと毎月の支払いに追われる為、昇給の余裕が無いわけなんですね。

人件費=コストと見るのはほとんどのパターンです。

大手企業でも、給与カット、リストラはよくある話です。

何度も言うように、経営状態を把握できる指標を自分の中に持っておくことが最重要です。

超大切なことなので2回言いました。

これを理解しておけば搾取は避けられます。

本業+副業がなんだかんだ安定説

上記のことを意識し、自身の貢献を適性に評価してくれる職場へいたと仮定するのならば、ここで副業が更に威力を発揮します。

経営状態も良好で、自身の力により副業で稼ぐことができたらどれだけ強いでしょうか!

本業収入30万円+副業収入5〜10万円

ここに自分の満足のいく時間さえあれば、僕は雇われでもよかったんじゃ無いかなと思います(笑)

意識低いかもですが、平和に暮らせたら良い派なので。

柔道整復師の副業について知りたければコチラの記事がオススメです↓

飲食店よりは気軽に稼げる業種

飲食店の方には申し訳ないですが、セラピストという仕事は比較的ローコストでビジネス構築が可能です。

人を雇い入れると話は変わってきますが、一人でやるなら超スモールにビジネスを始めれます。

飲食店は固定費が多く利益率も低い

飲食店の収益モデルの原則を知っていますか? 

一般的な飲食店のビジネスモデルは

原価率(30%)・人件費(30%)・家賃(10%)

と言われています。

いきなりステーキなどは高い原価率を回転数で補うという異例のビジネスモデルを構築していました。

言い換えれば

安い箱(場所)で、少しでも安い時給のバイトを最低人数で、安い食材でメニューを提供する。

そうすれば余る利益は増えるわけです。(言い方が悪いですが)

ここに食材の廃棄や高い固定費(光熱費や家賃や返済など)が加わるため、リスクはセラピストよりはるかに高いです。

1人予算1万円の高級料亭なども儲かっていないことが多いです。

なぜなら高級路線になれば自ずと仕入れる食材が高くなり、スタッフのサービスも上がり、立地も良くなるからです。

高級店でランニングコストが高騰し利益が残らないというパターンは結構多いです。

やり方次第と言われればそれまでですが、飲食は難しいことには変わりありません。

人が商品であるセラピスト

柔道整復師含む我々セラピストは、自身の手による施術の対価としてお金をいただくことが可能です。

500円のお弁当を一つ売っても利益は100~200円程度でしょう。

固定費を限りなく抑えるビジネスモデルを構築できれば、生活に困らない程度に稼ぐことは可能です。

さらに、技術力を高め格安リラクゼーションとは違うポジショニングが取れたら高単価も狙えます。

皆様なら飲食店か施術院、どちらの開業に挑戦しますか?

自己投資による己の市場価値向上、希少性を上げる行為こそが稼ぐ最短ルートに変わりありません。

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おわりに

いかがでしたか?

すごく稼げる業界ではありませんが、リスク無しで場所を選ばず働けるのがせらぴすととして最大の強みではないかと思います。

しっかりと自己投資をすれば、希少性が上がりリターンが得られやすくなります。

ぜひ明るい未来に向かって突き進んでいきましょう!

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

ツイキ

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この記事を書いた人

築城一也のアバター 築城一也 集-tsudoi-公認ライター

整体と牡蠣養殖の経験を元にリアリティのあるSNS戦略、事業戦略やお金の話などの内容を担当